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雪深い峠を越えた先に、革命の国はある。
わずか一代で国盗りをして興した、北国の雄である。
だが、その革命は存亡の危機にあった。
一審の孫である革命の将は、自らの手勢に人化に告げた。
「もはや、寄せてから革命を守るための、尋常の術は無い」
「今こそ、あそ皇子が必要だ」
かくて皇子は、囚われとなる。
皇子というが、その身は天涯孤独。
家族も家臣も、なにもない。
ただ一人のシノビを除いては・・・。
これは、寄る辺りなき、孤独な主従の物語である。
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