思いを継いで
兎耳山との出会い、獅子頭連での楽しかった日々、兎耳山が頭取になって変わってしまったチーム、そして自分自身がしてきたこと――十亀は、迷いを隠せなくなっていた。そんな十亀の変化を拳から感じ取った桜は、ケンカで初めて、相手を「知りたい」と思うのだった。 “ケンカ=対話”を通して互いを見つめ合い、真正面からぶつかる二人。笑いながら戦う様子に圧倒され、シンと静まり返っていた場内に、「終わりにしようか」と十亀の声が――
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