エピソード22  MIX MEISEI STORY 2ND SEASON~二度目の夏、空の向こうへ~

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タイトル

変わりなく

概要

東東京大会決勝戦。健丈高校と戦う明青学園のピッチャーは夏野。投馬はというとレフトを守っていた。実の父親である英介を失い、試合には参加しているもののどこか上の空の投馬。この試合で投げさせないと判断したのは、誰よりも投馬のことを分かっている走一郎だった。「投げさせてほしい」「同情して手加減してくれるかもしれない」と自虐的に頼む投馬だったが、「そんな試合をお前の父親に見せたいのか?」という大山監督の言葉に返事をすることができない。夏野は9回3失点と健闘したものの、全国高等学校野球選手権・東東京大会は健丈高校が勝利したのだった。その数日後、友人を亡くしたことと試合に集中できなかった後悔で、ヤケ酒をしている大山監督の姿があった。「飲まずにはいられない」という大山監督の姿を見ていた春夏は「飲めない投馬たちはどうすればいいのか?」と立花家を心配していた。しかし学校で会った投馬は、これまでと変わらない様子だ。春夏は「元気そうでよかった」と安心するが、走一郎によると大切な真弓の誕生日を忘れるなど、どこかぼんやりと日々を過ごしているらしい。あの日、英介を襲ったのは心筋梗塞。会社の健康診断でも毎年全く異常がない、健康を絵に描いたような英介の死は誰にも予測できない突然のことだった。英介の出てくる夢にうなされて眠れず遅刻が増えているものの、部活に参加し変わらない投球を見せる投馬。明青野球部の新キャプテンになった走一郎。慣れない禁酒生活を始めた大山監督。それぞれが少しずつ変化していく中、向かうは秋季大会――。