エピソード12  MIX MEISEI STORY 2ND SEASON~二度目の夏、空の向こうへ~

フォローする

タイトル

呼んだんですよ

概要

昼食をとっていた投馬は、千本木に声をかけられる。4月に明青学園へ転勤してきた千本木は、投馬に「きみの父親のことで話がある」とのこと。千本木が語ったのは走一郎と音美の実父・澤井圭一についてだった。走一郎を呼びに行き、改めて語られたのは過去――東東京大会準々決勝でのできごと。澤井と千本木は接触し転倒。千本木は、結果的に澤井の選手生命を奪ってしまった。話を聞いた走一郎は「二人とも被害者だ」と言葉をかける。父親のことが気になっていた走一郎は、相手のその後についても調べていた。千本木も心に傷を負い、目の前に人がいると勝手にストップがかかってしまうイップスに悩まされて野球を続けられなくなっていたのだ。その後、接触する危険のない陸上短距離に転身。そちらで才能を開花させた。「そのことを一番喜んでくれたのも澤井だ。そういう男だった」と語る千本木に、「知っている」と声をかける走一郎。あの試合のキャッチャーが今の野球部監督・大山、リリーフ投手の息子がエース・投馬、そして澤井の息子がキャッチャー・走一郎。「澤井圭一が明青学園の甲子園出場を見せたい人たちを呼んだのだ」と言う走一郎は、甲子園に行くと力強く伝えるのだった。一方、音美はいつも目の敵にされているはずの亜里沙に誕生日会に誘われ……?