エピソード11  MIX MEISEI STORY 2ND SEASON~二度目の夏、空の向こうへ~

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タイトル

見なかったことにしようか

概要

パンチの散歩をしていた投馬と音美は、小説家の月影渚先生こと春夏の母・大山みどりとその担当編集に呼び止められる。月影が連載している高校野球物の展開に煮詰まっていて、二人に話を聞きたいとのこと。主人公の家族構成は立花家そのもので、短編用に考えた話を連載に――となったことで苦しんでいるらしい。担当編集の運転する車に乗り込んで外の風景を見ていた投馬と音美は、春夏が誰かを平手打ちしている場面に遭遇。月影に報告してみると「その男には脈があるか、本物のダメ男。うちの娘はどうでもいい男を殴ったりしない」と言われ、さらに困惑することになる……。一方、立花家に居候中の記憶喪失の男は、公園で千本木に声をかけられる。彼曰く、記憶喪失の男は「マカオから来た『ハリマオ』と名乗り」「悪の組織と闘うために、インドの山奥に修行に来た」と言っていたらしい。謎は深まるばかりだ。翌日、学校で春夏に声をかけられた投馬はドキリとする。春夏が平手打ちしていた相手が走一郎だと思っていたためだ。その走一郎も寝坊したり、ブツブツ独り言を言って階段でコケそうになったりと様子がおかしい。部活中も上の空で練習にならない状態を見かねて、部室へ向かった投馬は「絶対に許さない!」と怒りに任せて叫ぶ春夏に遭遇してしまう。さらにそこへ走一郎がやってきて……!? 慌てる投馬だったが、二人は文化祭用の短編映画に出演するため必死にセリフを覚えていただけだった。すべての元凶は、映画研究会の顧問に酒でつられた大山監督で……。