いざ王都へ
10歳になったカインは、お披露目会と呼ばれるパーティーに合わせ、家族とともに初めて王都を訪れる旅に出る。 お披露目会――それは貴族の子息たちが集まる社交の場。 ワクワク気分で馬車に揺られるカインだったが、道中で魔物の群れに襲われ、全滅しかけている別の馬車を発見する。 慌てて駆けつけ加勢するカイン。無事に苦境を切り抜けると、馬車に乗っていたのはなんと王女・テレスティアとその友人・シルクで――。
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