密かな想い
桜の木も緑になった頃の、ある放課後の屋上――3学年が学年やクラスの所属関係なく繋がれるように開かれた懇親会で、野太く「やっと会えたわー」と桜に声をかけてきたのは、持国衆・筆頭の椿野佑。リボン、スカート、ハイヒールの風貌にも偏見を持たなかった桜の態度に、椿野はさらに興味を抱くのだった。 そんな椿野に連れられて、桜・楡井・蘇枋は、伊藤さんというおじいさんの家に向かう。
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